2009
03
21:42:30
19Thu

最近、物忘れが激しく、
将来が心配になってきたので、この本を読んでみました。
お客様にも推薦されたので
「明日の記憶」 荻原 浩
若年性アルツハイマーを発病する50歳の男のお話です。
映画にもなった作品なので知っている方も多いと想いますが、
つらい本ですね。
希望を持って読めるのか、それでも、やっぱり、
中ほどで、主人公が
「人の死は、心臓が止まったときか?脳死のときか?充分、記憶を失ったときも死じゃないのか?」
そんなセリフがありますが、
ちょっと、うなり声が出てしまいました。
消し去りたい記憶ばかりが残って、素敵な記憶が現在でも失われている僕にとって、
主人公の前向きな姿には感動を覚えました。
失われていく記憶、誰かと共存する事で、その誰かに心で記憶を語ってくれたらきっと
幸せなんだろうな~と、心から想います。
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